タイ, 各国の事情

タイで外国人が従事できる12の職業

外国人または海外在住者が「タイで就労可能な仕事」について尋ねる電子メールが、私の受信トレイに1週間も届かないなんてことはありません。

外国人でもタイで働くことができる仕事を詳しくまとめた記事を作成するちょうどいい時期だと思いました。

過去10年間で、タイに移住する20代の数がかなり増加しました。

タイがもっぱら定年退職者の場所であるという固定観念は、少なくともタイに移住したいと希望する新世代の若い人々の間で崩壊しています。今はまだ隣の芝生が青く見えているだけかもしれません。

私は過去7年間で、本当に様々な業界で働いている人々に会いました。誕生日宝くじに当たった者、(仕事をする必要はありません)教師、講師、インターネットマーケティング担当者、レストランのオーナー、コンドミニアムフリッパー、NGO職員、eBayの売り手などあげたらキリがありません。

本当にタイで働きたいと思う気持ちがあれば、それは実現可能です。

今からできることや始めるにあたって参照すべきウェブサイトなど、可能な限り実用的でおすすめしたい情報を提供してみました。

ただし、これで万全だとは決して思わないでください。人生で価値あることすべて、責任感と努力が不可欠です。

たとえば、タイで教師になる場合、TEFL証明書を取得する必要があります。また、多国籍企業で働きたい場合は、非常に魅力的な履歴書を作成して、直接企業にコンタクトする必要があるでしょう。

フリーランスのライターを志望する場合、下から一歩ずつ這い上がっていかなくてはいけません。ただ今日から始めることができます。

オンラインで製品を販売するビジネスを確立したいのであれば(タイ請負)、市場の適格性を見極めるために入念な下調べをする必要があります。最低価格で最高品質の商品を発掘するには、まず足を動かすしかありません。

しかし、知っておいて欲しいことがあります。タイあるいはアジアのどこかで、働きながら生活をするという、あなたと同じような夢を最初に持ってはいたものの、どんな職ならつけるのか、手がかりがなく途方にくれる外国人がタイにはたくさんいました。

今彼らは働いていて、夢を生きています。思い通りに夢が叶ったかどうか、それはまた別の話です。

タイで外国人が従事できる12の職業

1.タイで教師になる

当たり前なことから書きましょう。タイでは教師になる機会がたくさんあります。大金を稼ぐことは出来ませんが、請求書や毎月かかる費用を支払い、自活するには十分でしょう。

国立運営の学校の教師だと、給与は月額約30〜35万ですが、私立の学校だと経験に応じて月額45〜100万が支払われます。

個人レッスンや語学学校の週末の臨時講師で、余分にお金を稼ぐこともできることを覚えておいてください。

語学学校にフルタイの仕事について尋ねてみる価値もあると思います。かなり定期的にスタッフが入れ替わっているので、今後のために履歴書を送付することをお勧めします。

語学学校は、教育に特化した環境を提供する傾向にあります。国営の学校の教師は、限られた教育資金と学校のカリキュラムと意思決定に影響を与える力がない中、子供たちの学力を上げることは容易ではないと言うでしょう。

教師になるにはTEFLの資格が必要です。最も費用効果が高く、簡単な方法で資格を取得できる方法が載った、TEFLに関する投稿をチェックしてください。

2. 不動産関連の仕事に就く

タイではコンドミニアム市場が活気づいているため、不動産市場の就職口が増えています。

CBREやAbsoluteなどの企業は、開発やタイムシェア販売に寄与する外国人を数多く雇用しています。

サムイやプーケットでバイクに乗って購入希望者を集める仕事から、ビジネス開発や運営管理まで、仕事は多岐に渡ります。

3. ダイビングインストラクターとして働く

PADIの資格をお持ちの方は、タオ島、ピピ島、クラビなどの人気ダイビングスポットの1つでダイビングインストラクターになることを検討してみてください。

インストラクターは1ヶ月あたりおよそ30-40万稼ぐことができます。資格がない場合は、レッスンを受けてインストラクターになるためのトレーニングを受けることもできます。

4.フリーランスライターになる

もし言葉で表現するのが得意であれば、Upwork.comのようなサイトでフリーライターとしてお金を稼ぐことができます。

一定の評判さえ獲得できれば、タイの教師より多く稼げます。

仕事開始当初は平均して1時間あたり10ドルで、月あたりおよそ1,600ドルの給料を見込めます。

旅の真っただ中で現金が必要なあなた。旅の経験を共有して、旅行ライターとしてお給料をもらってみませんか?もちろん、雑誌に載るような記事を書きあげるスキルが必要ですし、ライターとして知名度を上げるには仕様通りに仕事をこなす必要があります。

十分なスキルがあれば、旅行用のウェブサイトや機内誌、タイの新聞の別刷り付録など、いくつかの執筆の仕事を勝ち取り、キャリアを形成することができるでしょう。

必ずしも旅行ライターになる必要はありません。ウェブ上にはたくさんの求人があります。

5. Fiver.comでギグ(サービス)を売る

Fiverの売り手の稼ぎを聞いたら、非常に驚くでしょう。人気のギグの値打ちは、簡単に1日100ドル超えます。

確かに、Fiverに1ドルの手数料を支払わなければなりませんが、ギグが30分以内に終了し、1つの仕事で最大100ドル稼ぐことができたら、短時間で割り良く儲けることができます。

これは、いつでもどこからでもできる仕事です。

6.多国籍企業で働く

人々は、タイ国外で経営活動をしている多国籍企業が山ほどあることを忘れてしまっています。

経営経験が豊富にあるなら、履歴書をまとめて、勇気を出して関連会社に送ってみてください。就職活動をする前に、家で事前に企業研究をすることもできます。

LinkedInにアクセスしてタイにオフィスがある企業を見つけ、採用について人事部に尋ねてください。

現在母国で勤めている会社にタイ支店がある可能性もあるので、異動を交渉することもできるかもしれません。

7.大使館または国連の仕事に就く

時々外国人大使館や国連が求人をしています。これらの求人には非常に特殊な要件があり、採用プロセスには多くの時間と労力を要します。

求人の最新情報を仕入れておくために、ウェブサイトを定期的にチェックする必要があるでしょう。これらの求人のマイナス面は、外部に求人広告を掲載することが法律で定められてはいても、昇進の一環として内部の応募者が採用されるということです。

8.国際開発労働者になる

社会支援や開発に関連する資格を持っていれば、NGO、GOおよび他の支援プロジェクトでの就職口があるかもしれません。これらのポジションは通常、雇用契約が一定期間に限定されています。つまり、ポジションが更新されるまでの1.2年間が在任期間となります。場合によって、例外もあります。

この分野に興味がある方は、Devexの求人情報サイトに登録してください。

9.映画に出演する

映画のエキストラは少なくとも外国人教師(州立学校)と同等の給与がもらえます。カメオ出演やモデルになると、月に10万を超える収入が得られます。

欠点は、仕事にムラがあることです。大抵無駄に終わってしまうような配役決めのために奔走しても、セット上で待たされることがあるかもしれません。

エキストラの仕事は日給約1,500バーツからです。カメオ出演は5〜20万で、モデルは1件あたり5〜15万の範囲で支払われます。

エキストラについては、タイ俳優協会のページをご覧ください。

10.バー、レストラン、ホテルを経営する

サムイやプーケットなどの島々やバンコクの繁華街など、タイでバーやレストランを経営している外国人をよく見かけます。

オーナーの友人や家族が大抵仕事を継ぐことになりますが、飲食店の経営経験があるなら、直談判する価値があります。

同様に、ホテル経営のキャリアがある場合は、バンコクの高級ホテルに連絡を取ってみることをお勧めします。大規模なホテルチェーンでは、高いレベルを要する管理職に外国人を積極的に採用しています。

11.タイを拠点とする起業家になる

急成長をみせるタイには、起業のチャンスが転がっています。

商品の輸出からマーケティングコンサルタント業まで、特定の分野の業歴とやる気があれば、誰かのもとで働く代わりに、自分のビジネスを始めることができない理由はありません。

タイで事業を始めると、事業を始める際に生活費を低く抑えることができるという素晴らしいメリットがあります。これにより経済的な負担が軽減され、経営を軌道に乗せる時間が与えられます。

私は個人的にインターネットマーケティングのミートアップグループに参加しました。ミートアップは、同じ志を持つ人と繋がるための素晴らしい方法で、お互いのビジネスの可能性も広がります。同じ趣味を持つ友達も作れるでしょう。

12. キャリアリンク タイランドをチェックしてください

さまざまなポジションの仕事が定期的に更新されますが、すぐに反応し、履歴書を送る必要があります。

遠くを見据える必要はありません! キャリアリンク タイランドの求人情報には、毎日タイの求人が新たに追加されています。

タイで働くことについて、最後に一言

お分かりのように、タイには就職先が豊富にあります。そして、「タイでの仕事は教師のみ」であるという一般的な間違った認識はもはやありません。

タイの教育方針の改善に貢献したいと思うぐらい教育熱心でない限り、私は本当に興味のある職を探すでしょう。さもなければ、感動もないような9時から5時までの勤務のような、脱出前のつまらない人生と同じになってしまうでしょう。

そうは言っても、移住を切望しているのであれば、教師がタイに出来るだけ早く定住する職として最適です。

もしタイでの生活を真剣に考えているのであれば、その選択肢もありだと思います。お金もある程度稼ぐことは可能です。

タイで働きながら生活している外国人居住者が何千人もいます。しかし、彼らの仕事に関する情報はほとんどありません。なぜなら、ほとんどの人は忙しくて、オンラインにそのことについて書く時間がないからです。私は、大部分の人が上記の仕事のカテゴリーのいずれかに入ると確信しています。

この情報がタイでの仕事探しに役立つことを願っています。すでにここで仕事をしているのであれば、仕事内容とその仕事に就いた経緯をコメント欄に詳しく書いていただければ幸いです。それらをもとに、新たにタイに移住する外国人のために「タイの就職事情」の情報源となるようなサイトを作りたいと考えています。

ただし、許可を得ずにタイで働くことは違法であるため、この記事を読みながら法を学ぶことも忘れないでください。