東南アジアに滞在中の就労は可能?

このように旅の資金を賄うのは、単なる夢話なのか、現実的に見込みのある方法なのでしょうか。

現地で仕事をしながら、東南アジアへの旅行資金を捻出するというアイデアは、魅力的に思えるかもしれませんが、現実的には成功する見込みの低いことなのです。1つ目の問題は、東南アジアのどの国でも、観光ビザまたはビザなしでの入国での、いかなる形態の就業や事業(ボランティアや無給の仕事を含む)も禁止されていることです。事前に適切なビザを申請する必要があります。

就労ビザを取得するためには、まず就職内定または企業のスポンサーシップレターが必要であるため、想像以上に骨を折ります。有効な就労ビザなしで(事実上不法移民になる)仕事を始めた場合は、拘留や国外追放、捕まった場合には罰金の危険があります。次の問題は、スキルを要しない単純労働は、法的に現地の人に制限されていることです。仮にそれが可能であったとしても、低賃金と長時間の拘束時間は魅力的には映らないでしょう。

タイのショップ店員は、例えば月に250ドルの給料で1日10~12時間働いています。より貧しい国では、給与はさらに低くなるでしょう。所得の高い外国人労働者の仕事は、一般的に企業が斡旋することが条件で、現地の人だけでは人員を確保できないような分野で学位や経験、スキルを必要とするポジションです。一般原則として、外国人と同じような技量で仕事をすることができる現地の人々が十分にいる場合、合法的な就労は不可能なのです。

英語教師

それでも、東南アジアで働いている外国人がいないというわけではありません。ある一つの職種に集中しているのです。ネイティブスピーカーの英語教師はこの地域全域で大きな需要があり、資格のある英語教師ならどこでも仕事ができます。賃金は、場所や資格、経験によって異なりますが、一般的にはその国の標準的な給与と同等です。資格や経験を持たずに教師としての仕事に就くことは可能です。 真剣にこの道を選択肢の一つとして検討している人は、前もってTEFL、CELTA、TESOLなどの英語の語学指導コースも修了しています。

希望の仕事に就くには、特定の分野に特化した豊富な経験と学位が必要です。月に最大US 3000ドルを得ることも夢ではありません(現地では小さな財産です)学校では、教師に数ヶ月または一年契約を求める(契約の拘束力を強める目的で、給与の一部は契約の完了時に支払われることが多い)ので、短期間の仕事を探している人には適していません。流暢だが英語を母国語としない人も、英語を教える仕事に就くことはできますが、仕事を得るのはもっと難しいかもしれません。残念ながら、この地域では偏見が根強く残っており、白人の外国人は、国籍や教育能力に関係なく、黒人や黄色人種よりはるかに簡単に仕事を見つけることができます。学校のような教育現場で仕事が出来ない、またはしたくない場合は、自ら生徒を探して個人授業を行うことも可能です。宣伝に力を注げば、特に大学生のコミュニティや国際派の地元企業から、生徒を獲得することは決して難しいことではないでしょう。

ただし、個人レッスンの口コミが広がるまでには少し時間がかかることがあります。そのため、すぐに生徒が集まって、レッスンが予約でいっぱいになることはありません。講師未経験であるならば、英語の文法をブラッシュアップして、レッスンの準備にかなりの時間を費やす必要があります。授業を行う場所が固定されていないため、生徒に会うために、街中を行き来するのに多くの時間を費やすことになるでしょう。直前になってキャンセルをしたり、授業をサボる生徒が驚くほどいることに、びっくりしないでください。つまり、最低でも最初の数日は、時間を浪費するだけで、お金に繋がりにくいということです。

オンライン収入

業種によっては、オンラインまたはフリーランスで働くことも、一般的に選択肢の一つになっています。そこで合法的に「働いている」かどうかに関して、少し法的にグレーな部分はありますが、気づかれないままいられるのであれば、(ローカルミーティング、クライアント、支払い、銀行口座なし)法的にはより良い立場を確保できて、問題に巻き込まれる可能性は低いでしょう。現地で生活をしながら、西洋諸国並みの賃金があれば、いいとこどりですね。

もし、まだフリーランスの仕事を得られていないのであれば、旅行ブログを開設して、このブログ記事のように自分の旅行の詳細を載せ、広告宣伝やアフィリエイトプログラムなどで、お金を稼いでみてはいかがでしょうか。理論的には、理想的な解決策のように思えますが、実際に多くの人が実践しています。

この計画のマイナス面は、サイトトラフィックが十分な量の収入を生み出すことができるレベルに達するまでに、長い時間(数ヶ月から数年)かかることです。検索エンジンの最適化やデジタルマーケティングのテクニックに関する既存の知識があまりない場合、またはブログに時間をかけられない場合は、軌道に乗るまでに時間がかかる可能性があります。

現実には、このような旅行ブログの圧倒的多数は収益性に欠けています。収入がないまま数ヵ月間も執筆した後、ほとんどの人はお金が流れ込み始める前に、ストレスが溜まってブログをあきらめます。しかし、もし継続することができれば、多少のサイト収入を稼ぐことは可能なのです。もう少し長く続けようと思う原動力になるかもしれません。

オンラインでお金を稼ぐ他の方法は、より素早く収入に直結します。代替案の一つは、いくつかのオンライン取引および投資プラットフォームを調査することです。これらのほとんどは、事前の専門知識を必要とし、ある程度のリスクを伴います。eToroのように、より危険性が低く、素人にとって利用しやすいとされているモデルを開発した企業もあります。

この他にも、英国居住者が利用可能な「マッチベッティング」という方法でより可能性が広がります。2つのブックメーカー(欧米の賭け屋)を対戦させ、キャンペーン用の無料の賭け金を現金に換えるやり方です。システム動作を正しく行うことが出来れば、スポーツイベントの結果がどうであれ、どちらか一方のブックメーカーが必ず勝つので、お金を失う危険はありません。

関連項目:英国のバックパッカーが「マッチベッティング」で旅行の資金を賄った方法

確かに、「マッチベッティング」を最初のうちは理解するのに苦労すると思いますが、賭ける前に必ず賭け方のテクニックを完全に理解しておくべきです。いくつかの会社では、最新のブックメーカーキャンペーンの詳細はもちろん、賭け事に従事する人へのサポートや情報提供を行っています。心躍るような娯楽ではありませんが、月額1000ポンド以上を稼ぎ出す可能性を秘めています。今後の旅行資金としては十分でしょう。

短期間労働

ダイビングインストラクター、ミュージシャン、モデル、俳優、パーソナルトレーナーなど、旅行客でも可能な短期間の仕事を手に入れることは、コネさえあれば出来ますが、一般的に法的な壁があります。適切な労働許可証なく働くことに抵抗感がないのであれば、より簡単です。実際に、何人かの人々は何年もそれを続けています。しかし、何かがうまくいかなくなった時に、あなたは頼る人やお金がなく、いつ来るかわからない問題に立ち向かわないといけなくなるのです。

最後の手段として、自国に帰って貯金をして、また戻ってきてください。

この選択肢は、あくまでも最終手段だと思うかもしれません。結局のところ、旅の期間を延長する理由は、現実を直視するのを先延ばしにしたいからなのです。ただし、場合によっては、旅行の資金を調達するために必要なお金を稼ぐための最も迅速で効果的な方法である可能性があるため、これを選択肢の中から早々に除外しないでください。

ご存知のように、あなたの母国の給料はアジアよりもはるかに多いでしょう。母国で友達や親戚と一緒に住み、家賃を浮かすことができれば、短期間でもかなり節約できるはずです。 2、3ヶ月の努力で、帰りの航空券と数ヶ月分の旅費を賄うには十分かもしれません。飛びつくほどの魅力的な選択肢ではないかもしれませんが、最も有益な方法かもしれません。