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顎関節症の主な症状は
1.関節とその付近の痛み
2.口が開きにくい
3.口を開け閉めする時、関節に音がする
4.筋肉の症状(疲労・緊張などによる頭痛・肩こりなど)
が挙げられますが、それに伴う症状も背・肩・腰など全身の痛み、めまい、耳鳴り、自律神経失調症にかみ合わせの違和感など多岐にわたります。ただ、誤解してほしくないのはこれらの症状があれば即、顎関節症だ!さあ治療というのは危険です。検査により症状がある程度明確になったら次に原因を調べます。その原因はもちろん、口の中にある場合もありますが、頬杖やうつ伏せ寝、などの習慣や過去の外傷(殴られたり・交通事故等)、ストレス・不眠症などの精神的なものにある場合も多いからです。口の中に原因が無い場合などはその原因を取り除いたり、予防するだけで、症状が良くなる事が多いのです。
さて、口の中に原因があった場合どうでしょう、例えばかみ合わせが悪かった場合、歯を削って被せたり、高いところを削って低くするというような治療は元には戻せません。
以前はこの様な治療の多く見られましたが、現在AAOP(米国口腔顔面痛学会)の基準が顎関節症治療のグローバルスタンダードとなっています。その中では口に中に原因があっても元に戻せない治療は第1選択肢としません。マウスピースのようなものを口の中に入れて関節の状態を改善します。ここまでで大半の患者さんは症状が治まります。
こう書くと顎関節症の治療が簡単に思えてきそうですが、それは大きな誤りで患者さんによっては歯科の分野では最も困難な治療となります。通常の治療では治らない顎関節症の患者さんがそうです。この様な場合どうするでしょう、私の場合は迷わず本当の専門医に紹介します。私自身、かみ合わせこそが歯科治療の基本であるという考えから、顎関節症については随分勉強し多くの患者さんを診てきたつもりですが決して顎関節症の専門医というわけではありません。現在、わが国で顎関節症について国際的に通用する本当の意味の専門医(AAOP米国口腔顔面痛学会認定の専門医)資格を持つ先生は数人しかいませんが、その診断能力と治療技術には卓越したものがあります。自分のできない事は出来る先生に速やかに紹介する事が患者さんにとって幸せだと思います。特に顎関節症では。
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